テクノロジーの進歩に感謝。
僕が愛用する12インチMacBook を始めとする、MacBook シリーズやiPad Pro などで採用されているUSB Type-C 端子、データ転送や映像出力と充電を兼ねる事ができてとても便利です。
また対応端子を持つ機器を揃えることで、ケーブルが使いまわせて、持ち運ぶ荷物を減らすことができます。(僕はまだまだ統一できていないので今後の課題)
そんなUSB Type-C を取り巻く環境が大きく変わったのは、新素材「GaN(窒化ガリウム)」を採用する充電器が登場してからだと思います。
これにより大幅に充電器本体のサイズを小さくできるようになったので、USB Type-C 端子を搭載する機器の価値は相対的に上がったと、僕は思っています。
GaN 採用のUSB Type-C 充電器として僕が初めて手に入れたAnker の「PowerPort Atom Ⅲ Slim」を今回はレビューしていきたいと思います。
Anker 「PowerPort Atom Ⅲ Slim」
僕が充電周りで信頼をおいているAnker のUSB Type-C 充電器の中で、薄さを売りにしたものが今回レビューする「PowerPort Atom Ⅲ Slim」になります。
発売されてから気にはなっていたけど、購入までには至っていなかったのですが、セールで安くなったタイミングで購入しました。
本体表面はレリーフ加工が施されていてグリップ力が保証されています。(必要な場面は?)
薄型設計ながら、コンセントプラグが折りたたみ式になっています。
コンセントプラグを立ち上げるとこんな感じ。
スリムな本体にスッキリ収まっているデザインが良きですね。
↓ホワイトもラインナップされています(在庫があればコッチが欲しかった。)
↓ケーブルはこれを使っています
持ち運びの時に助かる薄型設計
本体は約1.6cmというとてもスリムな設計になっています。
従来の充電器という感覚で、実物を手にすると予想を超えた薄さで驚きます。
この薄さが一番生かされるのは持ち運ぶ時だと僕は思っています。
バックパックにありがちなマチが狭いポケットに難なく収まる形状なので、持ち運びやすい充電器だと感じています。
重量も約57g と、非常に軽量なのでバッグに入れて持ち運ぶ場合はほとんど誤差のような重さだと思います。
以前はMacbookとiPhoneを同時に充電、Anker「PowerPort ll PD」レビューで紹介したものを持ち運んでいたのですが、今では持ち運びやすさを優先でPowerPort Atom Ⅲ Slim を常にバッグに入れています。
30WまでのUSB PDに対応
購入した理由としては、薄型な本体設計の他に、僕が愛用している12インチMacBook を急速充電できる30W までのUSB PD(Power Delivery) に対応していることが挙げられます。
純正のUSB Type-C充電器(29W)との本体の大きさを比較するとこんな感じです。
表面積はそこまで大きく変わりませんが、
薄さが純正に比べて半分以下程度であることがわかります。
また、純正の重量が約106g に対して、PowerPort Atom Ⅲ Slim の重量は約57g と軽量なので、同等のスペックを持つ以上、持ち運び用途としては純正の充電器よりも適しているといえます。
新幹線などの狭いスペースでスリムさを発揮
スリムな本体は新幹線のような足元にコンセントが配置されている場合にも生かされます。
コンセントに本体を差し込んだ時に、出っ張りが少ない形状になっているので、足元に置いた荷物との干渉を防ぐことができます。
この利点は結構侮れなくて、荷物や足でケーブルを引っ掛けてしまうことも少なくなりましたし、本体がコンセントから抜けることも防いでくれます。
USB C to Lightning ケーブルでiPhoneの充電器としても
僕はiPhone 7(急速充電は非対応)を普段使っているのですが、USB C to Lightning ケーブルを使うことでiPhoneの充電器としても出先で利用できるようにしています。
iPhone 付属の5W 充電器と比べてもこれくらいコンパクトなので、専用のケーブルを設けたほうが取り回しが良くなるだろうという発想の元にこのような運用をしています。
しかしながら、USB Type-C 端子を持ったスマホに乗り換えるほうが合理的な運用だとは思っています。
(金銭的余裕ができたらすぐにでも替えたい。)
まとめ
持ち運ぶガジェットで最も重要視すべき点は、軽量で小さいことだと実感したのはPowerPort Atom Ⅲ Slim を使い始めてからかもしれません。
僕は以前まで、複数の機能や役割を兼ねることを優先してモノ選びをしていたのですが、結局その多機能さを持て余す機会のほうが多く、無駄が出てしまうことがありました。
自宅の作業環境だったらいろんな状況に対応できる方が重要かもしれないけど、出先だと極力シンプルで身軽であることのほうが重要だと改めて感じました。
これを機に、普段の持ち物を改めて見つめ直してアップデートしていきたいです。