暑い季節は冷たいコーヒーに限る。
僕の毎朝のルーティンに「コーヒーを飲む」という行動があります。
最近ではいろんな抽出方法に挑戦していて、ドリップや自宅で手軽にエスプレッソを、「ビアレッティ モカエキスプレス」をレビューで紹介したエスプレッソを楽しんでいます。
一年を通して基本的には温かいコーヒーを好んで飲んでいるのですが、暑い季節はアイスコーヒーが欲しくなるので、そのために一度ドリップしたコーヒーを冷却していたのですが、これがなかなか手間がかかって大変だったので別な方法を探していました。
そこで近年流行しているコールドブリュー(水出し)コーヒーが手軽に作れるものを手に入れて、この夏使い続けて見たのでレビューしてみたいと思います。
HARIO(ハリオ) フィルターインコーヒーボトル
水出しコーヒーを作るために僕が選んだのが、「HARIO(ハリオ) フィルターインコーヒーボトル」というものです。
フィルターとボトルが一体になったものは他にも色々あるのですが、その中からこれを選んだ理由はシンプルな見た目と構造が好みで、長く使い続けられそうだと思ったからです。
外装のデザインもおしゃれで開封前から期待が持てました。
開封して組み立ててみるとこんな感じで、割と事前に想像していた通りの見た目で、無駄がなく機能性の高さが伺えます。
ちなみに僕が選んだ色はショコラブラウンですが、他にもモカがラインナップされています。
シンプルでメンテナンスのしやすい造り
本体の構造は大きく分けて2つで、ボトルとフィルターに分けられます。
見てわかる通り部品の数が少ないのですが、これはメンテナンスのしやすさに直結するので使い勝手が良いといえます。
僕は毎朝コーヒーを飲むので、必然的にこのボトルを使う頻度が高くなり、それに伴ってメンテナンスする回数が多くなるので、この利点はとても重要であると考えています。
ボトルはガラス製で、コーヒーの匂いが移りにくいので助かります。
ボトル表面には、水の量を表す印があって、下から 400,600,750ml を表しています。
ちなみに、ボトルは耐熱ガラスでできているので、熱湯を入れることもできます。
注ぎ口と栓はシリコンでできているのですが、写真を見てもらえば分かるのですが、ホコリが付きやすいので、保管場所には注意したほうが良いと思います。
ストレーナー(液体から固形成分を取り除くメッシュ状の器具)は他の部品に比べて強度がデリケートなつくりになっているので、力を加えすぎないように扱う必要があると思います。
水出しコーヒーの作り方
水出しコーヒーの作り方は、まず初めにストレーナーの中にコーヒーの粉を入れます。
取扱説明書では推奨されるコーヒー粉は、深煎中細挽きのものを 55g 使うと表記してありました。
しかし、これは使っていくうちに自分の好みのものや量に合わせていけば良いと思います。
ストレーナーに推奨されたコーヒー粉を入れてみるとこんな感じ。
少し余裕があって少ないように見えますが、実際抽出したものを飲んでみたら必要十分な量であったので心配はいりません。
ストレーナーを注ぎ口にセットしてボトルに組み合わせます。
そうしたら注ぎ口から(そんなに広くないので慎重に)水を 700ml の印まで注ぎ込みます。
水を注ぎ終わったら注ぎ口に栓をしてボトルを左右に数回振って、コーヒーの粉に水をなじませます。
これが終わったら冷蔵庫に入れて8時間ほど置いておくと抽出が終わって完成です。
この完成までの放置時間が中々長いので、僕は朝飲めるように夜寝る前に仕込んでおくことで丁度抽出が終わるようにしています。
ちなみに冷蔵庫でのボトルの置き方ですが、注ぎ口が完全に固定されているわけではなく、キャップしているようなかたちなので横置きではなく、縦置きで置いておいたほうが良いかと思います。(横置きでも大丈夫だとは思いますが僕は念の為縦置き派です)
8時間経った後のボトルの様子がコチラ。
初めて作ってみたときは冷蔵庫に入れる前はしっかり抽出されるか半信半疑だったのですが、この様子を見て一安心、十分にコーヒー色が出ていました。
複数回に分けて飲む場合はストレーナーを外して、保存することができます。
保存期間は酸化することを考慮すると2〜3日以内飲むことが推奨されています。
僕は2回に分けて飲んでいますが、1回目も2回目もほとんど変わりなく味わうことができています。
ドリップやエスプレッソとは違った味わい
肝心の味はというと、他の抽出方法には無い、まろやかでスッキリとした味わいでゴクゴクと飲むことができるような味わいです。
適材適所ではあると思いますが、ドリップコーヒーやエスプレッソとはまた違った味わいを持つことは大きなメリットであると感じました。
冷たさも相まって暑い季節にピッタリなコーヒーだと僕は思います。
僕が長年愛用している真空断熱タンブラーに出来上がった水出しコーヒーを入れてみた様子。
真空断熱タンブラーは冷たい飲み物をぬるくすることなく、長時間冷たい状態を維持してくれるのでとてもおすすめです。
せっかくの冷たいコーヒーなので、常に美味しい温度で飲む事ができる真空断熱タンブラーはもってこいだと思います。
まとめ
「HARIO(ハリオ) フィルターインコーヒーボトル」は今年の夏、僕のコーヒーライフを支え続ける大活躍をしてくれました。
これまでの夏は大好きなコーヒーも自宅では気軽に作ることができなかったので、渋々出先で手に入れることが多かったのですが、これを手に入れてからというものの、朝家を出る前に水出しコーヒーを飲む事ができて生活の質が向上したように感じています。
夜仕込んで置いたら翌朝にはできている手軽さもあって、水出しコーヒーを作ることは簡単に習慣づける事ができました。
モノの使い勝手は瞬間的なところに意識がゆきがちですが、実は長い期間ストレスなく続けることができる利便性が重要で、そういったところにもう少し目を向けてみても良いのでは無いかと思うようになりました。