「多機能」、「オールラウンダー」といった特徴は、モノの価値を語る上で重要とされる指標の一つであると思います。
しかし、最近僕は「最小限の機能」、「特定の役割に関して秀でている」といった特徴を持つモノに魅力を感じるようになりました。
そういった魅力の詰まったモノの一つである、「IL BISONTE(イルビゾンテ)」のマネークリップを、半年間の使用感も含めて紹介していきたいと思います。
「IL BISONTE(イルビゾンテ)」- マネークリップ
半年ほど前、僕の人生ではじめてのマネークリップとしてイタリア発の革製品ブランド、「イルビゾンテ」のマネークリップを購入しました。
マネークリップは、本体が金属製、革製など様々な種類がありますが、僕は金属製のクリップにレザーカバーを組み合わせたものを探していて、このマネークリップを見つけました。
僕は、12種類のカラーバリエーションの中からブラウン(ヤキヌメ)を選びました。本体は金属製のクリップとレザーカバーからなるシンプルな構成になっています。
レザー部分は、初めて触ったときは思っていたよりも薄い印象を受けましたが、これがマネークリップの取り回しの良さに大きく影響していて、ズボンのポッケットに入れてもほとんど気にならない薄さを実現しています。
紙幣は、クリップで挟むのですが5枚以下くらいに抑えておかないと、挟みづらくなるので注意しなければなりません。
カードは両サイドのポケットに3枚くらいずつで計6枚くらい収納することができます。
クリップ部分は分解することができて、挟む力が弱くなってきたらネジを締め直すことで元通りの強さに調節することができます。
マネークリップに変えた理由
「持ち物を減らす」、「キャッシュレス決済を生活に取り入れるようになった」、この2つが財布をマネークリップに変える事になった大きな理由です。
1つ目の理由は、最近話題になっている「ミニマリズム」の、「無駄を減らし良いところを強調する」というような考え方に共感したことから来ています。
2つ目は、「Apple Pay」や「LINE Pay」を利用するようになって、現金(特に小銭)を使う機会が減ったことに由来しています。
半年間使ってみた感想
使い始めるまでは、小銭の扱いや最小限のカードでやりくりすることに困るのではないかと思っていましたが、一週間経った頃にはそのような不安は感じなくなるほどに、自分の生活に馴染んでいきました。
現金支払いのみの店での支払いや割り勘をしたときなど、小銭が出てしまう機会はどうしてもあるのですが、そんなときはひとまずズボンのポケットやバッグに入れておいて家で小銭貯金をすることによって対処しています。
カードに関しても、以前までは使用頻度の低いポイントカードなども財布に入れてしまっていたのですが、それらを断捨離する良い機会になりました。
半年間使ってきましたが、不便に思うことはありませんし、革製品なので経年変化も見られるようになってきて愛着が湧いてきたので、所有欲を満たしてくれるモノの一つになってくれています。
まとめ
財布といえば、長財布や二つ折りの物が一般的ではありますが、僕もマネークリップに変えるまではそのような財布を使ってきましたし、それ以外に選択肢があることを知りませんでした。
それだけに、マネークリップというものは自分の中の財布に対する常識を覆す存在になりました。
財布をはじめ、小物はその人の個性や人となりを表しているものだなと僕は思うので、まずは自分からこだわりを持ったモノに囲まれていきたいと思います。