バッテリー持ち抜群のワイヤレスイヤホン「BeatsX」をレビュー。

すっかり有線のイヤホンを使うことが少なくなりました。

iPhone 7 が登場して以降、ワイヤレスイヤホンの需要が高まっていろいろな商品が世に出てきました。

僕もそれくらいの時期からいろいろなワイヤレスイヤホンを試しましたが、「iPhoneユーザーのワイヤレスイヤホンには「AirPods」が最高。」で紹介したように、今では「AirPods」をメインで使っています。

しかし、「AirPods」を2ヶ月使えない出来事が最近あって、その間サブ用として持っていた「BeatsX」というワイヤレスイヤホンを短期間で集中して使ったので、レビューしたいと思います。

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Beats by Dr. Dre BeatsX

「BeatsX」は「Beats by Dr.Dre(以下、Beats)」というブランドから発売さているBluetooth接続のワイヤレスイヤホンです。

左右のユニットがケーブルで繋がれているタイプで、首の後ろに掛ける形になっています。

デザインや音質、使い勝手などの特徴をまとめたいと思います。

シンプルで洗練されたデザイン

Beatsは2014年にAppleに買収されたメーカーなので、その影響を少なからず受けたデザインが見受けられます。

基本的にはシンプルな見た目をしていて、でも所々Beatsのロゴがさり気なく入れられていたりと、洗練されていてとてもミニマルなデザインだと思います。

ケーブルはきしめんのような平らな形をしていて、折り曲げたときにクセがつきにくいようになっています。

また、首に掛かる部分はよりしっかりとしたつくりになっていて、首に沿ってフィットするのでズレる心配が少なくなっています。

ユニットには磁石が仕込まれていて、使わないときはキレイにまとまるようになっています。

細かいところですがこういった配慮がなされているのはとても好感が持てます。

音質はバランスが取れていてフラットな印象

密閉型のイヤホンで、イヤーチップで耳の穴を塞ぐことで周囲の音が入ることを防ぎます。

ただ、ノイズキャンセリング機能は無いので完全に周囲の雑音が取り除けるわけではないので、耳栓代わりのイヤホンとして使うことは難しいです。

音質は、耳に刺さらない程度の高音と、締りの効いた低音がバランスよく調整されていて、フラットな音な印象です。

音自体に派手さは無いのですが、そのおかげで聴いていて疲れづらいイヤホンだと思います。

シンプルな操作

ペアリングは電源ボタンを長押しすることでデバイスと接続することが出来ます。

この電源ボタンが少し残念で、押した時の感覚が分かりづらくて、慣れるまでは押しづらくてペアリングするたびに困ることがありますが、慣れてくると自分なりの押し方が分かってきて、僕個人的には指を立てるようにして押し込むとやりやすいと思います。

最小限の操作ができるコントローラーがついていて、音楽の再生、一時停止、曲送り、音量調整などが手元で可能になっています。

こちらのボタンの押した感覚は、電源ボタンとはうって変わってしっかりとしたクリック感があって、押していて気持ちが良いくらい快適に操作できます。

このコントローラーにはSiri対応のマイクが内蔵されていて、イヤホンを使っている最中の通話が可能になっています。

W1チップ搭載

「BeatsX」には「AirPods」同様、「W1チップ」という専用設計のチップが搭載されており、Appleのデバイスとの快適な連携や優れたバッテリー管理を実現しています。

「W1チップ」のメリットは、やはりペアリングの快適性だと思います。

初めて「iPhone」とペアリングするときは、電源ボタンを長押しすると画面上に「BeatsX」との接続を促す表示が現れて、そこから設定するだけでペアリングが完了します。

ペアリング情報は「iCloud」で同期されるので、どれか1つのデバイスでペアリングが完了していれば、他のデバイスでの最初のペアリング操作が不要なのでとても快適に使うことが出来ます。

優れたバッテリー持ち、急ぎの場合は急速充電も

バッテリー駆動時間は約8時間となっていて、実際使っていてもバッテリー切れを気にしたことは無いくらいバッテリー持ちは優れていると思います。

また、Fast Fuel機能といって、5分の充電で約2時間使える急速充電機能も持ち合わせているので、うっかり充電を忘れてバッテリー切れを起こしたときも安心です。

また、本体の充電端子は「Lightning」になっているので、「iPhone」とケーブルを共用することができ、「iPhone」ユーザーの方にとっては大きなメリットになります。

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AirPodsとの比較

「BeatsX」のみを集中して2ヶ月つかったので、それを踏まえて僕が普段使っている「AirPods」との比較をしたいと思います。

・完全ワイヤレスと左右ユニットを繋ぐケーブルが有る構造

これに関しては、バッテリー駆動時間が長いなどのメリットがあるものの、完全ワイヤレスを実現している「AirPods」の方が優れていると思います。

「BeatsX」のケーブルはしなやかで首にフィットするようにつくられていますが、やはり完全ワイヤレスの快適性にはかなわないと思います。

・ペアリングの快適性

両方のイヤホンが「W1チップ」を搭載しているのでAppleのデバイスとの接続を前提とすると接続の手間や連携の良さは変わらないのですが、毎回のデバイスとの接続方法が、「BeatsX」の電源ボタン長押しに対して、「AirPods」は充電ケースから出して耳に入れるだけでよいので、快適性という点では「AirPods」のほうが優れていると思います。

・バッテリー持ち

「AirPods」は充電ケースを合わせると24時間以上のバッテリー駆動時間を誇るのですが、本体のみだと5時間と、「BeatsX」の8時間と比べて劣るので連続して使用することを考えると「BeatsX」のほうが優れていると思います。

・インナーイヤー型と密閉型

これはシチュエーションによってメリット、デメリットが変わってくると思うのですが、ここでは単純に音質という観点で比較すると、密閉型である「BeatsX」のほうが周囲の雑音が低減されるのと、やや低音の迫力が勝るので「AirPods」よりも優れていると思います。

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まとめ

最後に「AirPods」との比較をしたのですが、それを踏まえた上で僕は「BeatsX」をメインで使うことは無く、あくまで「AirPods」のサブポジションとして考えています。

しかし、これは2つのイヤホンの間で勝敗をつけたわけでは無く、僕の普段の使用環境や使い方を考えたところこのようなポジション分けをしたに過ぎません。

モノには適材適所で使ってあげることで、その魅力が最大限輝くことができると僕は思っているので、「BeatsX」にはサブポジションという役割を与えました。

「BeatsX」 は普通の控えでは無くてスーパーサブだと僕は考えていて、メインで使っても十分な力を発揮するのですが、普段はサブに回ってシチュエーションによってはメインの存在を遥かに上回る力を出すようなポテンシャルを持っているモノだと思っています。

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